1970-04-23 第63回国会 参議院 運輸委員会 第12号
○政府委員(手塚良成君) SST自体につきましては、御承知のように二種類のSSTがある。英仏共同で開発しておりますコンコードというのとアメリカのボーイング社で開発しておりますボーイング2707−300型というのとがあるわけでございまして、前者のほうは、この性能から見まして大体現状の三千メーター滑走路で使用可能。
○政府委員(手塚良成君) SST自体につきましては、御承知のように二種類のSSTがある。英仏共同で開発しておりますコンコードというのとアメリカのボーイング社で開発しておりますボーイング2707−300型というのとがあるわけでございまして、前者のほうは、この性能から見まして大体現状の三千メーター滑走路で使用可能。
ただ、二千五百メートルが国際線の飛行機に使えるか使えないかということになりますと、このSSTという飛行機を受け入れるということで成田がつくられる理由の一つになったわけですが、SST自体はやはり二千五百ではだめであろうと考えます。これはどうしても四千メートルの滑走路でなければならぬ。ただ、現在飛んでおりますような国際線の飛行機、こういったものにつきましては、二千五百の程度で必ずしも使えなくはない。
現実にまだSST自体が飛びませんので、私どもとしては具体的にそれについて多く言うことはできませんけれども、一応飛行機を製作する場合には、やはり政府からいろいろな意味で厳重な条件が出されるわけでございますので、その条件を満たすために、現在製作会社としては全力をあげて開発研究をやっておる、こういうふうに判断いたしております。
○手塚政府委員 SST自体につきましては、御承知のように、世界では二種類のものが開発中でございます。一つは、英仏が共同してやっておりますところのコンコードというのでございまして、先ほど先生が試験飛行を始めるようになったと言われましたのは、この英仏共同によるコンコードの場合でございます。